香港の重要行事「中秋節」日本のフルーツが大人気

更新日:2017年09月22日
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中秋の名月

10月4日は中秋節。香港の重要行事で多くの企業が午後からお休みとなり、翌日の10月5日は祝日となります。中秋節では「家族で食事をする」、「海鮮を食べる」、「お世話になった人へ月餅を渡す」などの風習がありますが、最近は月餅ではなく高級フルーツを渡す人が増えてきました。また、この時期になると、食料品の産地偽装や月餅の大量廃棄が毎年のように問題となりますが、今年も同様に以下のような問題が発覚していますのでご注意ください。

・日本産フルーツは真っ赤な嘘

贈答用フルーツでは「見た目が良く、甘みが強く、綺麗なラッピング」の日本産フルーツが大人気のようですが、香港の青果市場ではこの時期になると日本産と偽った中国産と疑われる果物が大量に出回ります。パッケージに中国語が書かれていたり、日本産にしては価格が安い、見た目が明らかに違うなどで、見分けがつきますが一般市民は騙されてしまうかもしれません。九龍の青果協会は「いつも通っている果物店で買うように」と促しており、香港の議員も税関への取り締まり強化を求めています。

・偽物のナマコや魚の浮袋が販売

乾燥ナマコと魚の浮袋(花膠)は香港の海鮮料理に欠かせない食材ですが、粗悪品が高級品として販売されていたり、謎の材料で作られた偽物食材も確認されています。乾燥ナマコでは「旺角で購入したナマコを、水につけおきしたら、黄色い液体が染み出し、どぶのような臭いが辺り一面に漂った」。魚の浮袋では「スープを作ろうと煮てみたら異常に縮んだ」などの報告が届いているようです。過去にはコンニャクときくらげで作られた偽ナマコ、シンナーとボンドで作られた魚の浮袋なども発見されています。

・月餅の大量破棄は香港の課題

月餅の廃棄は香港での大きな社会問題になっており、去年は160万個(バスケットボールコート18面分)が食べられることなく捨てられました。そして香港の環境NGO団体(Green Power)が、香港市民に月餅についてのアンケート調査をおこなった結果、回答者の57%が「できることなら中秋節のギフトで月餅は欲しくない」と回答したことを発表しました。そのような背景もあり近年は高級フルーツや調味料などを詰め合わせて贈ることも主流となってきているようです。

上記のようなニュースで騒がしい時期ですが、香港で中秋節を過ごされる方はぜひとも香港の風習をお楽しみ下さい。