偽造IDで飲酒する香港中学生 平均飲酒年齢10.9歳!?

更新日:2017年09月05日
LINEで送る
Pocket

未成年の飲酒

香港メディアSCMPがインターナショナルスクールに通う女子中学生(14歳)に飲酒に関するインタビューをおこなったところ、「私の学校の友達は、金曜日になると繁華街の蘭桂坊(ランカイフォン)で酒を飲んで遊ぶのは普通、年齢確認をクリアするための偽造IDカードは500香港ドル~800香港ドル(約7,000円~11,200円)で簡単に手に入る。」という驚きの回答があったことを伝えました。

インタビューを受けた女子中学生は他にも、「蘭桂坊では同じ学校・学年のグループを見かけると仲良くなる。年齢をごまかすために濃い化粧をする。その場で知り合った男性にお酒を奢ってもらうこともある。朝帰りになることが多いので親には友達の家に泊まりに行くと言っている。」などと回答。さらにSCMPが自宅に戻った際はどのように対応するのか?という質問をすると、「夜中まで話していて寝ていないと言って、自分の部屋にすぐ戻る。」と回答をおこなったようです。

また、香港理工大学が中学3年生840人を対象に飲酒に関する調査をおこなった結果、38%が飲酒の経験があると答え、飲酒を始めた平均年齢を計算すると10.9歳となったことが分かりました。この結果に対してSCMPのホームページのコメント欄には、「平均が10.9歳は信じられない!」、「調査手法に問題があるのでは?」、「欧米でもそんなに早くない」、「私の子供はそんなことなかった」、「親がお小遣いをあげすぎなのでは?」などと否定的な投稿がおこなわれました。

今回の結果に対して、香港で若者のサポートをおこなう団体(KELY Support Group)は、「香港の若者は、違法ドラッグの危険性こそ理解しているが、飲酒の危険性や中毒性について理解するものは少ない。社交的な生活を送るために必要なことだと思っていることが多い。」、「子供を持つ親は、飲酒への興味について子供と話し合い、事実を知ることが大切である。」とコメントをしました。