ニシキヘビが住居侵入 コブラも生息する香港ヘビ事情

更新日:2017年06月01日
LINEで送る
Pocket

へび

昨日の22時頃、荔枝角(ライチコック)長坑村で、窓から自宅に侵入してきた巨大ニシキヘビ(約4.5メートル、体重50kg)を家主が発見し、警官と「蛇王」と呼ばれる蛇の捕獲専門家が10分間の格闘を繰り広げた末、無事捕獲となりました。

今回、捕獲された蛇は中国の華南地区(香港含む)、ミャンマー、タイ、インドなどに生息している「ビルマニシキヘビ」という種類であり、野生の蛇である可能性も十分に考えられます。香港では頻繁にニシキヘビが発見されており、2016年12月にも3.5メートルのニシキヘビが屯門(チュンムン)の一般道路上で発見されてます。

また、香港政府の漁農自然護理署のホームページには、香港に生息する14種類の毒蛇が紹介されています。猛毒を持ったコブラ、「眼鏡蛇/チャイニーズ・コブラ」、「眼鏡王蛇/キングコブラ」や「タイワンハブ」なども自然の中で生息しているようなので、政府ホームページをチェックしてみてはいかがでしょうか?

http://www.afcd.gov.hk/english/conservation/hkbiodiversity/speciesgroup/speciesgroup_veno_snake.html

なお、今回捕獲したヘビは新界エリアにある「カドーリ農場&植物園(KFBG)」という施設に一旦預けられます。KFBGは、政府や警察と共に危険なヘビから人間を守るというプロジェクトを1999年より開始しており、これまでに約8,000匹のヘビを捕獲。捕獲後は人間のいない自然区域に放されているようです。

住居に侵入しようとしているヘビを見かけた場合は、すぐに警察のホットライン(999)に電話をするよう香港警察は注意喚起をおこなっています。