北京故宮博物館より清朝宮廷の祝賀品展が開催

更新日:2017年06月27日
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金メッキ銅鐸

2017年7月2日から10月9日まで、香港歴史博物館にて「萬壽載德 – 清宮帝后誕辰慶典(長寿と徳-清朝皇帝・皇后誕生祝賀展)」が開催されます。今年は香港の中国返還20周年を記念して、北京故宮博物館のコレクションから厳選された425点(210組)もの貴重な品々が展示されます。

今回注目を集めている作品は、清朝時代の最盛期、皇帝(乾隆帝)の母親の還暦を祝う際に献上されたと伝わる「絵巻物(崇慶皇太后萬壽圖の第4巻)」。還暦を祝う様子が鮮明に描き出されているだけでなく、200年前の作品にもかかわらず保存状態が非常によく、鮮やかで、芸術作品としても十分楽しめるのだとか。なお、初めての北京以外で展示されるとのことでも注目が集まっています。

その他、展示作品で注目を集めているのは、皇帝や皇太后の誕生日のみで使用されたとされる龍と雲の紋様がデザインされた金メッキの銅製の鐘。皇帝自らが父親のために2年もの月日をかけて書き上げたという「如來陀羅尼經」など。普段は目にできない清朝宮廷での祝賀に使用された品々を間近でご覧になってみてはいかがでしょうか。

「萬壽載德 – 清宮帝后誕辰慶典」
開催日:2017年7月2日~10月9日
場所 :香港歴史博物館
入場料:20香港ドル(全日制の学生、高齢者や身体の不自由な方には割引あり)
    30香港ドル(同時開催の展示「八代帝居 — 故宮養心殿文物展」含む)
休館日:毎火曜日(祝祭日は除く)