香港の貧困層写真展「TRAPPED」10月3日から開催

更新日:2016年09月13日
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香港住居

香港の貧困層が暮らす極狭アパートや共同住宅の様子を写真で伝える「侷住(TRAPPED)」が10月3日より尖沙咀(チムサーチョイ)の香港文化中心で開催されます。

TRAPPEDでは、華やかな香港とは真逆にある香港を映し出す50枚以上の写真が展示されており、子供から老人までの生活の様子などをみることができます。画像のように、「キッチンとトイレが一体となった空間(左上)、15sqft(1畳以下)で生活する人(右上)、小部屋で暮らす子供たちの様子(左下)、牢屋のような空間で共同生活を送る人々(右下)」などがあります。

香港では、低所得者層の入居者を受け入れている政府系住宅数が不足していることが問題となっています。TRAPPEDの主催者であるSoCOは、「20万人が写真のような生活を実際に送っている。」と話しており、この事実を多くの人に知ってもらいたいという思いから展示会の開催を決意したようです。

お時間のある方は展示会を訪れ、一見きらびやかな香港生活の裏側について考えてみてはいかがでしょうか。

「侷住(TRAPPED – Photo Exhibition on Grassroots Housing in Hong Kong 2016)」
第1回:2016年10月3日~9日 10am~10pm
場所:香港文化中心(Hong Kong Cultural Center)E3、E4
第2回:2016年10月13日~26日
:「城中綠洲」中環街市(The Central Oasis, Central Market)