お好み焼きの有名店「鶴橋風月」が香港荃湾にオープン

更新日:2024年08月02日
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風月

大阪発で70年以上の歴史があるお好み焼きチェーン店「鶴橋風月(つるはしふうげつ)」が香港の荃湾にある商業施設スカイライン・プラザのAEONフードコートにオープンしました。鶴橋風月は香港初出店であり、香港政府の投資推進局(インベスト香港)と駐東京香港経済貿易代表部がビジネスマッチングをサポートして出店をおこないました。

鶴橋風月は第二次世界大戦直後に、大阪の狭い路地にて夫婦二人が「風月」を開店したのが始まりです。その後、のれん分けとして「鶴橋風月」、「千林風月」、「布施風月」の3店舗に分かれ、1989年(平成元年)に現運営会社の「株式会社イデア」が鶴橋駅前で営業をしていた「鶴橋風月」の経営権を取得し多店舗展開をスタートしました。イデアの代表取締役である五影隆則氏は子供の頃から風月に通い続けていたようです。

現在、鶴橋風月は関西に60店舗以上、関東・中部に8店舗、東北に1店舗、北海道に1店舗を展開しており、海外ではアメリカに2店舗、台湾に4店舗、韓国に1店舗、タイに1店舗、香港に1店舗を展開しています。

ホームページによると、鶴橋風月の看板メニューは「風月焼き」で、いか、えび、ぶた、牛肉の豊富な具材で、魚介類からにじみ出るうま味をそのまま生かした、独特の焼き方が美味しさの秘密。お客様の目の前でお好み焼きを調理し、出来上がるまでの過程を楽しんでもらうことも大切にしているとのこと。お好み焼きだけでなく焼きそばも人気メニューです。

株式会社イデアの専務取締役である内田昌之氏は「本場の味の鍵となるオリジナルのソースを再現し、日本から直輸入した冷凍麺を使用して、日本の店舗と同じ品質を香港のお客様に提供する。香港の国際的地位を活用して、お好み焼きを伝統的な寿司やラーメンと同等の地位にまで世界的に広めるのが我々の使命だ」と話しました。

ネット上の話題を調査するリサーチ型メディア「ねとらぼ調査隊」が2021年に「たこ焼き・お好み焼きのチェーン店で好きなのは?」というテーマで実施したアンケート調査では、1位:道頓堀くくる(たこ焼き)、2位:築地銀だこ(たこ焼き)、3位:鶴橋風月(お好み焼き)、4位:千房(お好み焼き)、5位:ぼてぢゅう(お好み焼き)の順となり、お好み焼きでは鶴橋風月がトップに輝きました。

なお香港では、日本最大のお好み焼きチェーン「お好み焼き 道とん堀」が2017年にオープンしており、最盛期は約10店舗を構えていましたが、2024年6月に最後の店舗が閉店し香港からは撤退となりました。

鶴橋風月(FUGETSU)AEON Tsuen Wan店
住所:AEON, G/F, Skyline Plaza, 88 Tai Ho Road, Tsuen Wan
オープンライスURL:https://www.openrice.com/en/hongkong/r-fugetsu-tsuen-wan-japanese-r874707

鶴橋風月ホームページ
https://fugetsu.jp/