6月22日は端午の節句でお休み

明日6月22日（木）は端午の節句で祝日となり、香港の会社や金融機関はお休みとなります。香港での端午の節句の風習や、週末に開催される香港国際ドラゴンボートレースについてご案内します。

端午の節句には、ちまきを食べる風習があり、伝統的なのは「塩漬け卵、緑豆、豚バラ肉」が入ったちまきです。最近ではアワビ、干し貝柱、黒トリュフなどの豪華食材が入ったもの、甘いデザートのようなちまきも人気です。

香港政府観光局ウェブサイトでは、様々な種類のちまき（粽）を写真とともに紹介しており、香港で最も一般的な広東粽、広東粽の派生で具が異なる潮州粽、冷やして食べる南中国の客家粽、もち米ではなくキビを使う北京粽、薄口醤油と濃口醤油の両方に漬け込む上海粽などが紹介されています。高級食材を使った贅沢なちまきを買える場所としてはJWマリオットホテル香港、リッツ・カールトン香港、シャングリ・ラホテル、コンラッド香港が紹介されています。

香港政府観光局ウェブサイト（ちまきの紹介）

ちまきを食べる風習は、中国戦国時代の楚の詩人・政治家であった「屈原」が、王国の行く末に失望し川で入水自殺を図った5月5日に、彼を慕う国民が、ちまきを川に投げ入れて魚が屈原の遺体を食べないようにしたのが始まりだと言われています。

端午の節句は中国の行事（旧暦の5月5日）ですが、日本でも新暦の5月5日は「こどもの日」として端午の節句が祝われています。日本では西日本地域では独自のちまきを食べる風習があり、関東では柏餅を食べる風習があります。

端午の節句は龍船節（ドラゴンボート・フェスティバル）とも呼ばれ、香港国際ドラゴンボートレースが週末2023年6月24日（土）と25日（日）8時30分〜17時30分、尖沙咀東部海濱公園（プロムナード）で開催されます。世界各国から香港を含めて約160チームが出場し、今年は4つの主要レースで賞金が出るため、今まで以上に盛り上がると予想されています。仮装で出場するファンシー・ドレス・レースにも注目が集まっています。観戦のベストポジションは尖沙咀東からアベニュー・オブ・スターズのプロムナードとなります。

香港政府観光局ウェブサイト（香港国際ドラゴンボートレース）