今後5年間の世界ビジネス環境ランキングで香港7位
英経済紙エコノミストの調査部門EIUが「今後5年間の世界ビジネス環境ランキング」を発表しました。この調査では82か国・地域が対象となっておりランキングトップ10に最も注目が集まっています。日本はトップ10に含まれませんでしたが香港は7位となっています。
香港は、税金、インフラ、貿易および為替管理の国際比較で高く評価されていますが、政治的リスクが高いと指摘されています。その他にも外国投資と労働市場に対する政策は良好だが、労働力に若干の悪化がみられているとも評価されています。
2023年~2027年の世界ビジネス環境ランキングトップ10は、1位シンガポール、2位カナダ、3位デンマーク、4位アメリカ、5位スイス、6位スウェーデン、7位香港、8位ドイツ、9位ニュージーランド、10位フィンランドとなりました。
その他にも、ランキング上昇トップ6と、ランキング下落トップ8が発表されています。
ランキング上昇トップ6は、1位ベトナム(12位上昇)、2位タイ(10位上昇)、3位ベルギー(7位上昇)、4位スウェーデン(6位上昇)、4位インド(6位上昇)、4位コスタリカ(6位上昇)となり、ベトナムは外国人投資家への有利な政策と経済見通しの改善が高く評価されています。
ランキング下落トップ8では、1位中国(11位下落)、2位バーレーン(9位下落)、2位チリ(9位下落)、4位スロバキア(7位下落)、5位クウェート(6位下落)、5位コロンビア(6位下落)、5位セルビア(6位下落)、5位ラトビア(6位下落)となりました。中国は規制の変更やコスト上昇が理由で国際投資家の機会が制限されていると述べられています。
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https://www.eiu.com/n/campaigns/business-environment-rankings-2023