5つのバス会社が運賃の値上げを申請
本日は、5つのバス会社が運賃の値上げを香港政府に申請しておりシティバスは空港路線の50%値上げを希望していること、香港国際ドラゴンボートレースが6月24日と25日に尖沙咀東のビクトリアハーバーで開催されることをお伝えします。
■5つのバス会社が運賃の値上げを申請
香港の5つのバス会社が香港政府に運賃値上げを申請しており、金曜日に立法会で議論がおこなわれる予定です。九龍バス(KMB)は9.5%の値上げ、龍運バスは8.5%の値上げ、新大嶼山バスは9.8%の値上げを希望。シティバス(Citybus)と新世界第一バス(NWFB)は一律2香港ドル値上げを希望しており、加えてシティバスは空港路線の50%値上げを希望しています。龍運バス以外は2021年にも5.8%~12%値上げをおこなったばかりです。
2021年、九龍バスは1億600万香港ドルの利益を記録しましたが、他の4社は赤字となっていました。香港全体での1日あたりのバス利用者数は2010年~2019年は380万人~400万人でしたが、新型コロナウイルスの影響で2020年は300万人、2021年は350万人、2022年は310万人と低迷。バス会社の運営コストも上昇しているとのことです。
香港メディアThe Standardは、多くの人が運賃値上げに不満を示しており、特に空港路線の50%値上げについては航空会社従業員への影響が大きいなどの意見を伝えています。
■ドラゴンボートレース6月開催を発表
毎年開催されていた「香港国際ドラゴンボートレース」が2023年6月24日(土)と25日(日)に尖沙咀東(チムトン)のビクトリアハーバーで開催されることを香港政府観光局が発表しました。毎年旧暦の端午の節句に開催される伝統的なレースですが、新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催となります。3月20日(月)~4月3日(月)の期間、参加チーム受付がおこなわれ、世界中からの参加が期待されています。
香港国際ドラゴンボートレースは、海外チームが参加する「インターナショナル・オープン・チャンピオンシップ、国際混合選手権、国際女子選手権、仮装大会」の4つの国際カテゴリーと、香港チームのローカルカテゴリーに分かれています。ドラゴンボートは1976年から始まり、当初は香港勢9組、海外勢は日本・長崎のチームだけという小規模なレースでしたが、現在は海外チームも多く参加し今年は大盛り上がりとなることが予想されています。