M+美術館で草間彌生の美術展が開催

更新日:2023年03月15日
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KUSAMA YAYOI

西九龍のM+美術館で日本を代表する現代アーティスト草間彌生の美術展「Yayoi Kusama: 1945 to Now(1945年から現在)」が開催されます。開催期間は2022年11月12日(土)から2023年5月14日(日)まで、200点もの草間彌生の作品が年代やテーマ別で展示される日本外アジア地区で最大規模の美術展となります。

M+美術館のオフィシャルサイトによると、今回の美術展では70年を超える創作活動の中で美学や人生哲学を確立してきた草間彌生の創作活動の軌跡が時系列および6つのテーマ「Infinity(無限)、Accumulation(蓄積)、Radical Connectivity(ラディカル・コネクティビティ)、Biocosmic(バイオコスミック)、Death(死)、Force of Life(生命の力)」で構成されており、草間彌生のアート作品を段階ごと、そして包括的に見ることができます。

全てが見ごたえのある内容となっている中で特に注目されているのは草間彌生が10代の頃に描いたデッサンなどの貴重な作品、そして3点の最新作:カラフルで大規模なインスタレーション「Death of Nerves(2022)」、鏡張りの空間で万華鏡のような知覚体験を提供する「Dots Obsession—Aspiring to Heaven’s Love(2022)」、大きな彫刻の「Pumpkin(2022)」です。

草間彌生(1929年生まれ)は、現代美術の歴史において最も影響力のある日本人アーティストの1人であり、絵画、彫刻、パフォーマンス、動画、大規模なインスタレーションにまたがる多作で画期的な活動で世界に知られています。京都市立美術工芸学校(現京都芸大)絵画科卒業後1957年に渡米し、ユニークでラディカルな活動で1960年代には「前衛の女王」の異名をとりました。1973年に体調を崩し日本に帰国し入院していましたが、1990年代から再び活発になり世界的に活動を続けています。

< Yayoi Kusama: 1945 to Now >
開催期間:2022年11月12日(土)~2023年5月14日(日)
開放時間:午前10時~午後6時(火~木、土日)、午前10時~午後10時(金)
チケット販売:M+会員は9月29日~、一般は10月13日午前10時から販売開始
チケット価格:大人240香港ドル(M+メンバーは割引あり)
特別優待:150香港ドル(7~11歳、全日制の学生、60歳以上など)
住所:West Kowloon Cultural District, 8 Museum Drive, Kowloon