国際的競争力で香港が3位から4位へ

本日は、金融センターの国際的競争力調査で香港が3位から4位へ下落したこと、早ければ来週にホテル隔離0日間＋医学的観察7日間について発表される可能性があること、1996～2000年生まれの新IDカード交換が始まることをお伝えします。

■国際的競争力で香港が3位から4位へ
英シンクタンクZ/Yenグループが年に2回発表する金融センターの国際的競争力調査「世界金融センター指数（GFCI）」で、世界119都市の中で1位がニューヨーク（4年連続1位）、2位がロンドン（前回2位）、3位がシンガポール（前回6位）、4位が香港（前回3位）、5位がサンフランシスコ（前回7位）となりました。

世界金融センター指数（GFCI）は、Z/YenとCDI（中国深圳综合开发研究院）が、金融専門家11,038人による66,121件の評価と定量的データを基に作成しています。シンガポールが香港を抜いた理由は、香港の評価が下がったというのではなく、シンガポールの評価が大きく上がったのだと説明されています。また、日本の東京は16位（前回9位）で順位を下げており、モスクワはロシアのウクライナ侵攻の影響で大幅に順位を下げ73位（前回51位）となりました。

■来週にホテル隔離0日となる可能性
香港メディアThe Standardが「香港政府は早ければ来週、ホテル隔離0日間＋医学的観察7日間についての発表をおこなう」と伝えています。また、香港政府の衛生防護中心の歐家榮は「香港のコロナ感染の波はすでにピークを過ぎており、毎日の感染者数はさらに減少していくだろう」と述べています。

■1996～2000年生まれの新IDカード交換開始
10月7日（金）から12月10日（土）の期間、1996～2000年生まれの方を対象とした新香港IDカードの交換が始まります。香港政府は、混雑を避けるため、香港イミグレーションのオンライン予約で予約するよう呼びかけています。申請サポートが必要な方や申請を忘れてしまいそうな方は有償ですが当社にてサポートが可能です。

なお、現在から10月6日（木）までは1992～1995年生まれの方が新香港IDカードの交換対象者となっています。

＜ 香港の新型コロナウイルスの状況 ＞
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、昨日5,990人（入境時・隔離中の発見163人、香港市中感染5,827人）、感染者合計は409,495人（陽性者合計1,731,026人）、死者合計は9,934人、入院者数は2,290人となっています。

ワクチン接種者合計は1回目接種が6,856,692人（94.0％）（シノバック3,052,328人、ビオンテック3,804,364人）、うち2回目接種が6,675,228人（91.6％）（シノバック2,945,000人、ビオンテック3,730,228人）、3回目接種が5,315,323人（77.0％）（シノバック2,049,418人、ビオンテック3,265,905人）、4回目接種が425,549人（シノバック197,920人、ビオンテック227,629人）となっています。