香港タクシーの初乗り3香港ドル値上げ

更新日:2022年05月11日
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タクシードライバー

昨日、香港政府の行政会議にて香港タクシーの初乗り運賃を3香港ドル(約50円)値上げする案が承認されました。加えて2km以降200メートル毎に加算される運賃も0.2香港ドル値上げとなります。値上げは7月17日(日)に実施される予定となっています。

香港ではタクシーの色が3種類あり、香港島と九龍を走る「赤タクシー」、新界のみを走る「緑タクシー」、ランタオ島のみを走る「水色タクシー」に分かれており、値上げが実施されることで初乗り運賃と加算運賃は以下のようになります。

〇赤タクシー
初乗りは2kmまで27香港ドル(約448円)。2km以降、200メートル毎に加算1.9香港ドル(約32円)。

〇緑タクシー
初乗りは2kmまで23.50香港ドル(約390円)。2km以降、200メートル毎に加算1.7香港ドル(約28円)。

〇水色タクシー
初乗りは2kmまで22香港ドル(約365円)。2km以降、200メートル毎に加算1.7香港ドル(約28円)。

香港でタクシー運賃が最後に値上げされたのは2017年であり、タクシー業界では2018年の時点で6~7香港ドルの値上げが要求されていました。タクシー協会会長は「3香港ドルの値上げは満足できない。保険料、維持費などコストの急騰をカバーできるように更に値上げを要求したい。」と話しています。

香港政府は「新型コロナの影響とコスト上昇でタクシードライバーの平均収入が減少した。また、タクシー業界には若者が少なく高齢化傾向がある。ドライバーの収入を増やすことで業界に若者を引き付け、サービス向上や更なる設備投資につなげる。」などを述べました。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、昨日273人(入境時・隔離中の発見27人、香港市中感染246人)、感染者合計は331,361人(陽性者合計1,207,091人)、死者合計は9,352人、入院者数は938人となっています。

ワクチン接種者合計は1回目接種が6,658,678人(91.5%)(シノバック2,912,348人、ビオンテック3,746,330人)、うち2回目接種が6,221,910人(85.5%)(シノバック2,656,106人、ビオンテック3,565,804人)、3回目接種が3,354,320人(49.5%)(シノバック1,085,257人、ビオンテック2,269,063人)、4回目接種が77,799人(シノバック34,824人、ビオンテック42,975人)となっています。