清明節に関するニュースなど

本日は、日本のお盆にあたる清明節に関するニュース、次期行政長官を決める選挙で現職のキャリーラム行政長官が再出馬しないと表明したこと、日系スーパーマーケットのAEONが水曜日の特価セールを再開することをお伝えします。

■昨日の清明節に関するニュース
昨日は日本のお盆にあたる「清明節」であり、先祖のお墓参りやお墓掃除のために墓地に訪れる人が多くみられました。清明節には、お線香や紙製品をお墓の前で燃やす風習がありますが、少なくとも12件の山火事の報告があったようです。

政府は新型コロナ感染防止のために外出を控えるよう呼び掛けていましたが、休日を利用して多くの人が出掛け、飲食店は賑わい、ビーチのある大澳や離島の長州島も大変賑わっていたようです。長州島の島民からは「銅鑼湾や旺角と変わらない」と不満の声があがりました。

なお、キャリー・ラム行政長官は清明節に合わせて、新型コロナで多くの方々が亡くなったことに対して哀悼の意を表しました。

■キャリー・ラム、再出馬しない
5月8日（日）に予定されている次期行政長官（香港のトップ）を決める選挙で、現職の林鄭月娥（キャリー・ラム）行政長官（64歳）が再出馬しないことを表明しました。キャリー・ラムは「考慮したのはただ一つ、家族のこと。私の最優先事項は家族だと以前にも話した。家族は私が家に戻る時だと思っている。中国政府にも意向を伝えてある」と説明しました。キャリー・ラム行政長官は2017年に香港初の女性行政長官として着任、2022年6月30日で任期が終わります。

キャリー・ラム行政長官の後任候補には、現香港政務司司長で警察副長官および保安局副局長の経歴のある李家超（ジョン・リー）が出馬する可能性が高いと報じられていますが、現時点では明確になっていません。

■AEON、水曜セールを再開
日系スーパーマーケットのAEON（イオン）が、先月から停止していた水曜日の特価セール「Super Day」を本日より再開します。

＜ 香港の新型コロナウイルスの状況 ＞
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、月曜3,138人（入境時・隔離中の発見12人、香港市中感染3,126人）、火曜3,254人（入境時・隔離中の発見16人、香港市中感染3,238人）、感染者合計は306,389人（陽性者合計1,177,814人）、死者合計は8,349人、入院者数は9,965人となっています。

ワクチン接種者合計は1回目接種が6,534,843人（92.2％）（シノバック2,827,162人、ビオンテック3,707,681人）、うち2回目接種が5,882,179人（85.3％）（シノバック2,459,185人、ビオンテック3,422,994人）、3回目接種が2,884,643人（シノバック952,688人、ビオンテック1,931,955人）となっています。