コロナ急拡大により各業界がサービス制限

更新日:2022年03月07日
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イオン

本日は、郵便局やSF Expressの宅配サービス停止内容について、AEONの水曜日の割引が一時的に中止となったことやPARKnSHOPとWatsonsでの購入数制限について、金融業や銀行などの運営についてをお伝えします。

■郵便局やSF Expressの宅配サービス
郵便局は、本日より香港内クーリエ(LocalCourierPost)と香港内小包郵便を停止します。ただし、最大2kgまでの荷物は書留サービスが利用できます。最大20kgまでの荷物は受取人が最寄りの郵便局に取りに行く「EC-Get」が利用できます。

SF Express(順豊エクスプレス)では3月5日(土)から、セルフピックアップおよびセルフドロップオフ以外の全ての宅配サービスを停止しています。利用客が事業所、集荷ポイントやロッカーに荷物を持ち込む・取りに行く形でのみサービスが提供されます。

■AEONは水曜日の割引を一時的中止
AEON(イオン)で毎週水曜日におこなわれていた生鮮食品割引「Super Day(スーパーデイ)」が一時的中止となりました。AEONではロックダウンの噂に反応した市民が水曜日の割引日にパニック買いに訪れて大行列・大混雑となっていました。AEONは割引の一時中止について「パンデミックの深刻な拡大のため」と発表しています。

また、パニック買いを防止するために、大手ローカルスーパーのPARKnSHOP(パークンショップ)では「米、卵、トイレットペーパー、ハンドソープ、消毒剤」などを一人5個までに制限し、ドラッグストアのWatsons(ワトソンズ)では痛み止めや風邪薬に購入数制限を設けています。

■金融業や銀行などの運営について
財政司司長の陳茂波は「全市民検査がおこなわれた際の金融市場の対応計画はすでに作成しており、株式や為替などの市場は通常どおり運営される」とコメントをしました。

また、HSBC銀行は「本日から主要3店(中環、観塘、旺角)以外のすべての支店を1日おきに営業とします」と発表しました。休業日に清掃・消毒、従業員の検査などを必要に応じておこなうようです。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、金曜52,523人(入境時・隔離中の発見11人、香港市中感染52,512人)、土曜37,529人(入境時・隔離中の発見6人、香港市中感染37,523人)、日曜31,008人(入境時・隔離中の発見2人、香港市中感染31,006人)、感染者合計は206,379人(陽性者合計471,617人)、死者合計は2,007人、入院者数は7,476人となっています。

ワクチン接種者合計は1回目接種が6,306,409人(90.2%)(シノバック2,688,897人、ビオンテック3,617,512人)、うち2回目接種が5,274,789人(78.1%)(シノバック2,043,840人、ビオンテック3,230,949人)、3回目接種が1,989,864人(シノバック709,162人、ビオンテック1,280,702人)となっています。

香港中文大学の許樹昌(デビッド・ホイ)教授は「実際の感染者数はもっと多く、すでに人口の15%に達していると推定できる。数学モデリングによると第5波のピークは3月中旬と予想」と話しています。