コロナ対策制限が延長、入店アプリ使用が必須に

更新日:2021年11月24日
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アプリ必須

新型コロナウイルス対策の制限令が12月8日(水)まで延長され、12月9日(木)から全ての施設でLeaveHomeSafe(安心出行)アプリの使用が必須となります。また、香港政府の衛生署は、中高生のワクチン接種率がクリスマスまでに90%を超えると予想をしており全日授業の再開の可能性を伝えました。

アプリ入店が必須になった件について飲食業界団体のサイモン・ウォン会長は「入店用紙に偽情報を書き込まれたことでレストラン側が罰せられることがあったため政府に対応を呼びかけていた。アプリ入店はプライバシーの侵害だと考えている顧客もいるが、ほとんどのレストランと顧客はアプリ使用に賛成している」と話しました。その一方で、顧客の30%が入店用紙への記入となっているため、今後はお持ち帰りが増えそうだと話しているレストランもあるようです。

学校の全日授業の再開について、衛生署の科学委員会の劉宇隆は「生徒のワクチン接種率が90%に達することで全ての中学・高校が全日授業を再開できる。来週木曜から12歳から17歳のシノバック接種が始まり、中高生の接種率はクリスマスまでに90%を超えると予想している」と話しています。

【 現在の新型コロナウイルス対策の制限 】
下記にあるタイプとは、香港政府が店舗を区別するために指定しているものです。

■レストラン
・ワクチンバブルが推進する対策をしていないレストラン(タイプA) 午後6時、1テーブル2人、収容人数50%、宴会20人まで可。
・スタッフ全員が7日毎にコロナ検査、アプリもしくは手書きでの入店記録(タイプB) 午後10時、1テーブル4人、収容人数50%、宴会20人まで可。
・スタッフ全員がワクチン1回(タイプC) 深夜0時、1テーブル6人、収容人数75%、宴会20人まで可。
・スタッフ全員がワクチン2回で14日経過、顧客の3分の2以上がワクチン1回(タイプD) 深夜2時、1テーブル12人、収容人数100%、宴会240人まで可。ライブパフォーマンス可。

■バー、パブ、ナイトクラブ
・スタッフと顧客の全員がワクチン1回(タイプ1) 深夜2時、1テーブル4人、収容人数75%まで可。ライブパフォーマンス可。
・スタッフ全員がワクチン2回で14日経過、顧客ワクチン1回(タイプ2) 深夜4時、1テーブル8人、収容人数100%まで可。ライブパフォーマンス可。

■カラオケ、パーティールーム
・スタッフと顧客の全員がワクチン1回(タイプ1) 深夜2時、1ルーム8人、収容人数75%まで可。
・スタッフ全員がワクチン2回で14日経過、顧客ワクチン1回(タイプ2) 深夜4時、1ルーム12人、収容人数100%まで可。

■雀荘
・スタッフ全員がワクチン1回(タイプ1) 午前0時、1テーブル4人、収容人数75%まで可。
・スタッフ全員がワクチン2回で14日経過、顧客ワクチン1回(タイプ2) 午前0時、1テーブル4人、収容人数100%まで可。

■浴場(サウナ)
・スタッフと顧客の全員がワクチン1回 深夜2時まで可。

■クルーズ船
・スタッフと顧客の全員がワクチン2回 収容人数50%まで可。

■その他
・公共場所での集まりは4人まで
・公共場所(屋内、屋外)でのマスク着用

なお、12月1日(水)からクルーズ船の収容人数制限は50%から75%に緩和されます。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は、昨日6人(域内感染者0人)、感染者合計は12,411人、死者合計は213人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が4,713,454人(70.0%)(シノバック1,717,248人、ビオンテック2,996,206人)、うち2回目接種が4,508,255人(66.9%)(シノバック1,658,488人、ビオンテック2,849,767人)、3回目接種が96,266人(シノバック43,421人、ビオンテック52,845人)となっています。