蛇(へび)スープの季節が到来

更新日:2021年11月05日
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蛇スープ

香港では秋から冬にかけて蛇(へび)スープの季節が到来します。蛇スープは、チャイニーズコブラやヒメナンダなどの数種類の蛇肉と鶏肉やショウガなどの野菜を入れて5~6時間煮込んだとろみのあるスープで、おこわご飯を注文して主食として食事を楽しむ習慣があります。蛇スープ店によっては、とろみのないスープを選べる店舗もあります。

店内で蛇スープを楽しむ方は、テーブルに置かれている薄脆(クラッカー)やレモンの葉っぱを好みで入れて食感や味を調整することもできます。伝統的な蛇スープ店には木箱が設置されており、蛇が生きるために最適とされる静かな環境が作られているとのこと。その他にも、お土産として購入できる蛇酒、喉に良いとされる蛇の胆のう陳皮などを販売している店舗もあります。

なお、蛇スープが好まれ食されていた時代は1日に1000食も売れていたようですが、最近では若者の蛇スープ離れと新型コロナウイルスの影響により1日500食を売ることも大変になっているようです。

蛇スープを飲むと胃が温まることから秋冬が季節と考えられています。来週一週間は朝晩が冷え込むと予想されていますので、ご興味のある方は体を温めるために蛇スープを試してみてはいかがでしょうか?お子様も食べることができます。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は、一昨日3人(域内感染者0人)、昨日7人(域内感染者0人)、感染者合計は12,360人、死者合計は213人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が4,631,445人(対象者約680万人中68.1%)(シノバック1,686,251人、ビオンテック2,945,194人)、うち2回目接種が4,438,862人(シノバック1,629,249人、ビオンテック2,809,613人)となっています。香港中文大学が市民80人を対象に実施した3回目接種に関する研究結果によると、2回のシノバック接種の後に3回目にビオンテックを接種すると抗体レベルが96%にまで増加するようです。