香港のコロナ関連の新着ニュース5選

更新日:2021年10月26日
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ワクチン接種3回目

本日は、香港のコロナ関連の新着ニュース5選「アジア証券業金融市場協会が香港の入境制限は厳しすぎると指摘、財政司司長が香港の失業率の改善ペース低下を指摘、保安局局長が新型コロナが収束すれば抗議デモを許可とコメント、微生物学者がワクチン3回目を推奨、香港でタイ米価格が70%高騰」をお伝えします。

■香港の入境制限は厳しすぎる
アジア太平洋の金融機関で構成されているアジア証券業金融市場協会(ASIFMA)が「香港は新型コロナウイルス対策による入境制限が厳しすぎて国際金融センターとしての地位を失う恐れがある。人材の維持や誘致、スタッフの移動に問題が生じている。」との内容を香港の財政司司長ポール・チャンにレターで伝えました。

■香港の失業率の改善ペースが低下
香港の財政司司長ポール・チャンが香港の失業率について「2021年7月~9月の失業率は4.5%、6月~8月の4.7%から0.2%改善された。新型コロナウイルスの流行から最も低水準であるが改善のペースは低下している。15~24歳の失業率が15%で他の年齢層と比べて非常に悪い。」と話しました。

■新型コロナの収束で抗議デモを許可
香港の保安局局長である鄧炳強は「新型コロナウイルスが収束すれば、平和的な抗議デモや集会に参加する市民の権利は保護される。国安法に違反しなければ、あるいは公共の安全と秩序を危険にさらさない限りは許可される」と述べました。

■微生物学者がワクチン3回目を推奨
香港大学の微生物学者の何柏良が「中国本土との往来再開に向け、ワクチン3回目接種をできるだけ早く開始すべきだ。3回目接種が新型コロナウイルスの感染と流行防止に効果があるという証拠が増えている。香港は中国本土と足並みを揃えるべき。ただし、市民に選択肢を与えることも重要だ。」とラジオ番組で話しました。

■香港でタイ米価格が70%高騰
香港の食品販売業者の協会である港九罐頭洋酒伙食行商會は「新型コロナウイルスの影響で香港への米の供給に遅れが発生しておりタイ米の価格が70%高騰している。また、中国本土からのサプライチェーンの物流混乱が特に目立っており、中国産缶詰め製品の価格が非常に高くなっている。」と話しました。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は、金曜4人(域内感染者0人)、感染者合計は12,328人、死者合計は213人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が4,594,042人(対象者約680万人中67.6%)(シノバック1,670,534人、ビオンテック2,923,508人)、うち2回目接種が4,395,742人(シノバック1,605,419人、ビオンテック2,790,323人)となっています。