4月~6月の失業率0.5%改善し5.5%に

更新日:2021年07月21日
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失業率改善

香港政府の統計局が2021年4月~6月の失業率を5.5%と発表しました。前回(3月~5月)の6.0%から0.5%改善され、特に建設、輸出入貿易、卸売、小売、宿泊、飲食、アート、エンターテインメント、レクリエーション業界で著しい改善がみられました。失業者数は前回の233,300人から20,200人減少し、213,100人となっています。

業界別にみると、消費財・観光関連(小売、宿泊、飲食含む)の失業率は8.5%(前回は9.4%)、飲食業界の失業率は10.0%(前回は11.3%)。建設業界は8.9%(前回は10.3%)、輸出入貿易および卸売業界は4.7%(前回は5.6%)となっています。

労工及福利局局長の羅致光は「香港の新型コロナウイルス流行状況の安定と外部環境の改善とともに経済が回復し続け、労働市場がさらに改善した。季節調整済み失業率は0.5%改善し、不完全就業率も0.3%改善した。総雇用者数は4四半期連続で増加し3,640,100人となった。景気回復が続くことで労働市場はさらに改善するはずだ。電子消費券スキームの開始も景気回復に貢献するだろう。経済活動の本格的な再開、そして労働市場の継続的な回復のための確固たる基盤を築くには、市民が積極的にワクチン接種することが不可欠だ。政府は引き続き状況を注意深く監視する」とコメントしました。