衛生署、隔離センターからの帰宅を許可

更新日:2021年05月10日
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コロナ感染者逮捕

本日は、3つの話題「衛生署が隔離センターからの帰宅を許可したこと、コロナ変異株感染者が行動履歴を隠した罪で逮捕されたこと、67万人が2回目のワクチン接種を終えたこと」をお伝えします。

■衛生署、隔離センターからの帰宅を許可
香港政府の衛生防護中心は7日(金)、「変異株感染者と同じ建物に住んでいても、同じユニットに住んでいない人は濃厚接触者とは分類せず21日隔離の対象としない」と発表しました。隔離センターに移送されていた東涌、荃湾、鰂魚涌、薄扶林道のマンション住民については、検査で陰性であれば帰宅許可となったため約2,000人が帰宅しました。

今後、変異株感染者が確認された場合、感染者が最後に建物に滞在した日から3日目、7日目、12日目、19日目の計4回検査を受けることが求められ、変異株感染者が増えた場合は建物内の全住民を濃厚接触者とし21日隔離とするとのこと。

なお、ぺニーズベイに隔離されていた16人が、配給された弁当を食べたあと体調不良(胃腸炎や下痢の症状)を訴えたため、隔離センターは「食品衛生上の問題で、お弁当の代わりにカップヌードルを配給します」と案内しました。この件について衛生署は「食事はフードサービス業者のDanny Catering Service Limitedにより提供されていたが、業者を即時に変更した。契約条件に従い、業者と食品の品質について真剣にフォローアップする」とコメントをしています。

■コロナ感染者、行動履歴を隠した罪で逮捕
香港で1人目の変異株感染者となったドバイから入国したインド系の29歳男性とフィリピン人ガールフレンドを、誤解を招く不十分な情報提供をおこなった疑い(行動履歴を隠した)で警察が逮捕しました。2人は佐敦(ジョーダン)のマンションに滞在していたことは報告していましたが、柴湾(チャイワン)で親戚との集まりに参加していたことを報告していませんでした。後に変異株に感染したホームヘルパー3人と親戚らが接触していたことも発覚しました。当局は、意図的に行動履歴を隠していた場合、起訴の可能性があるとしています。

■67万人が2回目のワクチン接種を終える
昨日の時点で、約670,200人がワクチンの2回目接種を終えました。人口を750万人と考えると人口の約8.9%がワクチンを2回接種したことになります。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は金曜3人(域内感染者2人)、土曜5人(域内感染者0人)、日曜1人(域内感染者0人)、感染者合計は11,808人、退院者合計は11,493人、死者合計は210人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が約1,071,500人(人口の約14.3%)(シノバック477,000人、ビオンテック594,500人)、うち2回目接種が約670,200人(シノバック341,500人、ビオンテック328,700人)となっています。