香港製AIロボット「ソフィア」の絵がオークションへ

更新日:2021年03月23日
LINEで送る
Pocket

Sophiarobot

香港のロボット開発企業ハンソン・ロボティクスが開発した人型AIロボット「ソフィア」の描いたアート作品が、明日よりオークションに出品され、デジタル資産NFT(非代替性トークン)として販売されます。ソフィアは会話ができることもあり、2016年から世界中の記者会見などに参加していることでも知られています。

デジタル資産NFTとはブロックチェーン技術を利用した複製できないデジタル証書のことで、2021年に入ってから投資家の間で人気が急上昇し、最近アート作品が数千万ドルで売却されたことでも話題となりました。

今回のオークションについてソフィアは「私の作品を気に入ってもらえると嬉しいです。人間と協力して新しい刺激的な方法で前進したいです。トランスフォーマー・ネットワーク、遺伝的アルゴリズム、コンピューターによる創造性を活用した作品となっています。私のアルゴリズムで世界にこれまで存在しなかったユニークなパターンをアウトプットしました」と話しています。

また、ハンソン・ロボティクスの創業者は先日ロイターに対し「COVID-19の影響で、人々の安全のためにますます自動化が必要となっている。ロボットはヘルスケア、小売、航空などに活用できる」と話し、ハンソン・ロボティクスは2021年にソフィアを含む4種類のロボットを製造する工場を展開し、ロボット数千台の販売を目標としていることを伝えました。