コロナ感染者数が増加、第5波の可能性も

更新日:2021年03月15日
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ワクチン接種状況

本日は、新型コロナウイルスの新規感染者数が増加傾向にあり第5波の可能性が指摘されていることと、ワクチンの接種状況および関連ニュースをお伝えします。

■コロナ感染者数が増加、第5波の可能性も
新型コロナウイルスの新規感染者数が増加傾向にあり、香港大学医学院の梁卓偉(ガブリエル・リョン)院長は「複数の建物の下水サンプルから陽性反応が出ており、多くの居住エリアに潜伏している可能性がある」と話し、「すぐに対応しなければ第5波が始まる可能性がある」と注意を呼び掛けています。

3月12日(金)以降の新規感染者数ですが、金曜60人、土曜47人、日曜24人となっており、特に西營盤(サイインプン)のスポーツジムから広がった感染が目立っており、現時点で109人の感染が分かっています。

■ワクチンの接種状況と関連ニュース
香港政府は、香港内のワクチン接種者数が19万700人(シノバック82%、ビオンテック18%)となり、人口(約750万人)の2.54%が接種を受けたと発表しました。現在、ワクチンを優先的に接種できるのは60歳以上や医療従事者などとなっていますが、対象を拡大し、60歳未満や新たなグループを追加する計画があるようです。

昨日はワクチン接種をした4人が体調悪化により病院に搬送されました(2人は退院済み)。また、ワクチン接種後の死亡者は2人増えており6人となっています。

< 香港の新型コロナウイルスの感染状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は金曜60人、土曜47人、日曜24人、感染者合計は11,282人、退院者合計は10,754人、死者合計は203人となっています。西營盤のスポーツジムに関連する中西区、ミッドレベルでは土日の二日間に複数の建物でロックダウンがおこなわれ、1,000人以上を検査した結果2人の陽性が確認されました。