キャセイがドラゴンの15路線を引き継ぎ

更新日:2021年03月09日
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ワクチン60歳以上

本日は、キャセイドラゴン航空が運航していた中国本土路線のうち15路線をキャセイパシフィック航空が引き継ぐこと、3月3日(水)にシノバック社のワクチンを接種した71歳男性が3月8日(月)に死亡したこと、香港政府がワクチン接種を優先的に受けられるグループに飲食店スタッフなどを追加したこと、を注目のニュースとしてお伝えします。

■キャセイがドラゴンの15路線を引き継ぎ
キャセイドラゴン航空が運航していた中国本土路線(全22路線)のうち15路線(青島、南京、杭州、廈門、広州、成都など)を、親会社のキャセイパシフィック航空が引き継ぐことを中国本土の航空当局が許可しました。香港メディアThe Standardでは、15路線は早ければ今年の夏に運航開始すると報じています。

2020年11月、キャセイパシフィック航空はキャセイドラゴン航空の全46路線の運航ライセンスを空運ライセンス当局に返還。香港政府は5社の航空会社に権利の引き継ぎを募集していたため、格安航空会社「大湾区航空(Greater Bay Airlines)」がキャセイドラゴンの路線の引継ぎを申請していることが報じられていましたが、運航許可はまだ取得できていないようです。

■香港内3人目、ワクチン接種後に男性死亡
3月3日(水)に私立クリニックでシノバック社のワクチンを接種した71歳男性が、3月8日(月)に死亡したことを香港政府の衛生署が発表しました。死亡した男性は、何年も前に甲状腺疾患の治療をおこなったようですが、ワクチン接種時点での健康状態には問題がなかったようです。香港内でのワクチン接種後の死亡者は3人となりました。

香港大学の微生物学者の何栢良は「中国本土やマカオでは、60歳以上については基本的に健康状態が良い人だけがワクチンを受けるようになっている」と話し、香港も参考にすべきだと主張しています。

また昨日、香港政府の専門家パネルは、ワクチン接種後に死亡した55歳女性についての会議を開き、死亡とワクチン接種に直接的な因果関係はないと発表。ワクチン接種後にICUに運ばれ危篤となっている80歳男性と72歳女性についても、ワクチン接種とは関係ないと発表しました。専門家パネルの議長である孔繁毅教授は「世界のシノバックワクチン接種者数は約4,400万人で、そのうち56人が死亡しているが、いずれも死亡とワクチン接種は関係ない」と話しています。

■ワクチン接種の優先グループが新たに追加
香港政府はワクチン接種を優先的に受けられるグループを追加しました。約130万人が追加で本日午前9時からのワクチン予約が可能となりました。

1.飲食店、市場、スーパーマーケット、コンビニ、宅配、デリバリーのスタッフ
2.公共交通機関のスタッフ(タクシー、バス、ミニバスの運転手、電車の車掌、駅員)
3.登録された工事作業員
4.不動産管理のスタッフ(警備員、清掃員、セキュリティスタッフ)
5.教師と学校職員(幼稚園、小・中・高、大学、特別支援学校の職員、スクールバス運転手を含む)
6.観光業のスタッフ
7.《預防及控制疾病(規定及指示)(業務及處所)規例》(第599F章)で指定された施設のスタッフ(現時点ではジムとエステ)

なお、最優先でワクチン接種できるのは、以下の5グループです。
1.医療従事者、新型コロナ対策業務従事者
2.60歳以上(70歳以上の介護従事者も2人まで可)
3.老人ホームおよび障がい者ケアホームの入居者とスタッフ
4.必須の公共サービス業務従事者
5.中国本土との境界をまたぐ運送業者、出入境職員

< 香港の新型コロナウイルスの感染状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は昨日9人、感染者合計は11,100人、退院者合計は10,636人、死者合計は202人となっています。