ユニクロ従業員3人が感染し70人が強制検査
本日は新型コロナウイルスに関する4つの話題、「ユニクロ従業員3人が感染し従業員70人が強制検査となったこと」、「佐敦・深水埗・天水囲で予告なしのロックダウンが実施されたこと」、「日本人が多く居住する黄埔花園の下水から陽性反応で強制検査となったこと」、「濃厚接触者の同居家族も強制検査の対象となったこと」をお伝えします。
■ユニクロ従業員3人が感染し70人が強制検査
旺角(モンコック)の大型ショッピングモール「ランガムプレイス」内に店舗を構えるUNIQLO(ユニクロ)の従業員3人が新型コロナウイルスに感染し、フルタイム従業員20人、パートタイム従業員50人の計70人が強制検査の対象となりました。香港衛生署の張竹君は「来店客に感染した可能性は低いが、心配な場合、症状がある場合は検査を受けた方が良い」と話しています。
■佐敦、深水埗、天水囲でロックダウンが実施
昨日、3つのエリア「佐敦、深水埗、天水囲」で予告なしのロックダウンが実施され、約2,100人が新型コロナウイルスの強制検査を受け、現時点では陽性者0人となっています。広範囲で検査が実施された深水埗エリアでは、約860世帯が検査対象となりましたが約200世帯から応答がなかったとのこと。香港政府はロックダウン実施前に「応答のない世帯へは家宅捜査令状を申請する可能性がある。住民が中にいると考える根拠が複数ある。」との声明を出していたので、今後何らかの対応がおこなわれる可能性があります。
■黄埔花園の下水から陽性反応、強制検査へ
日本人が多く居住しているマンション「黄埔花園(ウォンポアガーデン)」の3期(Phase 3)の1座と3座(Block 1と3)の下水から新型コロナウイルスの陽性反応が出たため、住民に対して強制検査が実施されることになりました。
■濃厚接触者の同居家族も強制検査の対象に
香港政府は専門家の助言に基づき、「濃厚接触者と同居する家族全員は強制検査の対象となること。」を発表しました。以前より、感染者の濃厚接触者は無症状であっても隔離施設に移動することになっています。
< 香港の新型コロナウイルスの感染状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は昨日25人、感染者合計は10,512人、退院者合計は9,549人、死者合計は184人となっています。