香港初のロックダウンを実施

更新日:2021年01月25日
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ロックダウン

香港で新型コロナ感染者が初確認(2020年1月23日)されてから1年が経ち、感染者合計は10,000人を超えました。現在も新型コロナ対策制限は続いており、佐敦エリアでは今朝まで2日間のロックダウンがあり、今後は他エリアでもロックダウンの可能性があると香港政府は伝えています。現時点での新型コロナに関連する情報をお届けします。

香港政府は23日の早朝から、新型コロナウイルスの感染が広がっていた佐敦(ジョーダン)エリアの一部(約200棟の建物を含むエリア)を封鎖し「香港初のロックダウン」を実施。約7,000人の住民に検査をおこない13人の陽性者がいたことを発表。約48時間後の今朝、ロックダウンが解除となりまいた。ロックダウン中には住民にインスタントラーメンや缶詰などの食べ物が支給されたとのことです。

香港政府アドバイザーの許樹昌は「油麻地(ヤウマーテイ)の果物卸売市場の付近もロックダウンするか検討すべき」、食物及衛生局局長のソフィア・チャンは「ロックダウンは効果的であった。他のエリアでもロックダウンを実施する可能性がある」と話しています。

一方、香港大学の公共衛生学院のベンジャミン・カウリング教授は「ロックダウンは効果的ではなかった。中国本土のロックダウンは感染者ゼロを目的に検査は2回おこなわれたが、香港では1回しかおこなわれなかった」と話しています。

< 香港の新型コロナウイルスの感染状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は水曜77人、木曜70人、金曜61人、土曜81人、日曜76人、感染者合計は10,086人、退院者合計は9,034人、死者合計は169人となっています。