本日は冬至、多くの人々が早く帰宅
本日12月21日は冬至(一年で最も昼時間が短い日)で、香港では多くの人々が早く仕事を終わらせ帰宅し、家族と食事をする慣習があります。本日のニュースは、飲茶の有名店「蓮香居」が営業を停止したこと、木星と土星の接近を6時に見られること、第4弾の助成金について本日審議があること、フランスの超凶悪犯が香港に潜伏中であることの4つの話題をお伝えします。
■飲茶の有名店「蓮香居」が営業を停止
上環(ションワン)にある飲茶の有名店「蓮香居(リンヒョンコイ)」が、新型コロナウイルスの影響で本日より営業を停止しました。蓮香居(リンヒョンコイ)は、ワゴン式の飲茶で有名な老舗「蓮香樓(リンヒョンロウ)」の系列店として2009年にオープンした店舗。蓮香居は「従業員の安全と健康を確保するために、新型コロナウイルス流行が緩和するまで営業を停止します」としています。蓮香居は今年4月にも新型コロナウイルスの影響で約2週間営業を停止していました。
■木星と土星の接近を6時に見られる
本日、地球と木星と土星が一列に並ぶ約20年に一度の現象「グレート・コンジャンクション」により、香港や日本で木星と土星が非常に近づいて見えると予想されています。香港では、日没後の午後6時から午後7時30分まで、南西の空に見え、尖沙咀(チムサーチョイ)の海沿いなど開けた場所が見やすいと香港太空館(Hong Kong Space Museum)が案内しています。ナショナルジオグラフィックは、木星と土星がここまで近づいて見えるのはほぼ400年ぶりだと説明しています。
■第4弾の助成金について本日審議
本日、第4弾の助成金が財務委員会の審議を通過する予定となっています。現時点で分かっていることは、助成金は64億香港ドル(約852億円)、うち55億香港ドル(約732億円)は新型コロナウイルスの影響を大きく受けた19業種(飲食、カラオケ、エステ、サウナ、ジム、娯楽、教育など)に給付、残りの9億香港ドル(約120億円)は緊急時に使用する予定であることです。助成金の給付は来年に予定されています。
■フランスの超凶悪犯が香港に潜伏中
フランス警察が、「2011年の殺人事件の最重要指名手配者Karim Oualiが香港に潜伏しており、凶悪犯罪を99%犯す。出くわした人は誰でも身の危険にさらされる」と話しているようです。Karim Oualiはフランス東部の都市ミュルーズの空港の管制塔で同僚を斧で殺害し、スイスに逃走後パスポートの名前をKarim Qualiに変更、スイスからマカオ、そして香港に移動しました。2014年に香港内でパスポート偽造による入境がみつかり逮捕・投獄されましたが、2016年に失踪。2018年に香港内での目撃情報があり、フランス警察に匿名で通報されたようです。いまだに見つからないため現在は公に情報提供を募っているとのこと。
< 香港の新型コロナウイルスの感染状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は金曜70人、土曜109人、日曜74人、感染者合計は8,153人、退院者合計は6,837人、死者合計は130人となっています。
今朝は気温が今年最低となる11.9度まで下がりました。寒い一日となりますので、防寒対策をお忘れなく。