制限違反者の罰金を5,000香港ドルに増額
12月11日(金)より、新型コロナウイルス対策制限への違反者に対する罰金が5,000香港ドルに引き上げられます。その他にも本日は、12月31日の花火イベントや旧正月パレードの中止、スタンダード・チャータード香港国際マラソン2021の延期が決定したことも話題となっています。新型コロナウイルス関連情報と合わせてお伝えします。
■制限違反者の罰金を5,000香港ドルに増額
香港政府は12月11日(金)より、新型コロナウイルス対策の制限違反者に科す罰金を現在の2,000香港ドル(約26,860円)から5,000香港ドル(約67,150円)に引き上げることを決定しました。十分な効果が得られなかった場合は、さらに罰金を増額する可能性もあるとしています。以下の制限違反者が5,000香港ドルの罰金対象となります。
・公共場所で3人以上集まった場合
・公共場所でマスク着用をしなかった場合
・強制検査を拒否した場合
また、上記に制限違反をして裁判で有罪判決を受けた場合、最大10,000香港ドル(約134,300円)の罰金となります。
■花火やマラソン大会の中止・延期について
香港政府は、毎年12月31日に開催されている打ち上げ花火イベント(ニューイヤー・カウントダウン・セレブレーションズ)と、旧正月パレードの中止を発表しました。中環の皇后像廣場でのクリスマスツリーの設置も中止となっています。香港政府観光局の代表は、「異なる方法でカウントダウンを祝うことができるか考えている」と話しています。
2021年1月24日(日)に予定されていた「スタンダード・チャータード香港国際マラソン2021」は2021年10月24日(日)に延期となりました。
< 香港の新型コロナウイルスの感染状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は木曜90人、金曜112人、土曜101人、日曜95人、感染者合計は6,898人、退院者合計は5,567人、死者合計は112人となっています。衛生防護中心の張竹君は「感染はまだ増加している」、政府アドバイザー微生物学者の袁國勇は「7月の時ぐらい厳しい制限をすれば新型コロナ流行を阻止できる」と話しています。