5月の香港訪問者数が前年度比99.9%減
更新日:2020年06月16日
香港政府の観光局が2020年5月の香港訪問者数を8,139人(前年度比99.9%減)と発表しました。8,139人のうち5,623人は中国からの入境者であり、やむを得ず香港入境が必要となった学生などだろうと観光局は話しています。香港政府の新型コロナウイルス対策による入境制限が訪問者数に大きく影響しています。
その他、香港での新型コロナウイルスに関連するニュースとして、香港理工大学とマカオ科技大学の研究者らが共同開発した「20秒で新型コロナウイルス検査」ができる人工知能システムが、中国本土、アメリカ、インド、イラク、イラン、エクアドルの病院で使用されていることが分かりました。この人工知能システムは過去のCTスキャンデータを基にウイルス感染を判断する仕組みとなっているようです。
開発者によると検査精度は95%、経験を積んだ放射線技師による検査と同等だとのこと。なお、香港では大規模な集団感染が発生していないため導入されていないようです。
本日の香港内の新型コロナウイルスの感染者は、昨日から3人増え合計1,112人、退院者は1,067人。新たに感染が確認された3人は全て海外からの帰国者で、2人はディスカバリーベイに住む親子であると報じられています。なお本日、3月に隔離指示に違反し深センに行こうとした38歳男性が禁固14日間の刑で投獄となりました。