香港の新型コロナウイルスの状況
更新日:2020年04月14日
香港内の新型コロナウイルスの感染者数は、イースター4連休中に50人増え計1,009人、うち退院者数は397人となっています。
12日(日)に感染が確認されたのはわずか4人、13日(月)は5人と増加が緩やかになりましたが、政府の衛生防護センター主任の張竹君氏は、「連休中は営業していなかった私立病院もあり検査数が少なかった」と説明しています。
香港大学の微生物学者の何栢良氏もラジオ番組にて「普段は検査数が1日1,000件以上だが、連休中は検査数が1日平均400件程度だった。3月15日に、感染者がゼロという日があったが、感染は収まらなかった。28日連続で香港内での感染がゼロになれば制御下にあると言える」と話しました。
その他にも、何栢良氏は「日曜日にシンガポールで新たに233人の感染が確認された。今のシンガポールの気候は香港の夏の気候と同じくらいであり、気温が25~30度以上になったらウイルスが死ぬという幻想は捨てなければならない」と話し、イースター連休中に公園、ビーチ、離島、ショッピングエリアなどに多く人が集まったことに対し「1~2週間後に感染者が増える」と警告をしています。