新型コロナによる香港内の各学校などの対応
新型コロナウイルス感染者は中国全体で7万人を超え、死者は1,770人となり、香港では感染者57人(先週末から4人増)となりました。本日は香港内にある学校や学習塾の状況についてお伝えします。
■休校中の教育や授業料は?日本人学校などの対応
香港政府は少なくとも3月15日まで幼稚園から中学校(高校含む)を休校することを発表しています。日本人学校に通う生徒は、すぐに春休みとなるため実質2カ月以上の連休となりそうです。現時点での各学校の教育対応や授業料などの状況について分かる範囲でお伝えします。
●日本人学校
日本人学校の大埔校の公式ホームページ上では以下が案内されています。「退学、学費等については事務局にお問い合わせください」と記載されています。
●インターナショナルスクール(ESF)
休校発表の直後、2月3日(月)からGoogle for Education(Google 教育版)を活用して毎朝9時から14時頃までオンラインでの遠隔学習を実施。今後はビデオ会議システムで動画授業がおこなわれるとのこと。授業料やバス代などの返金措置はとられていません。
●公立学校
日本人学校と同様に宿題で対応。香港の公立学校は宿題が多く、子供が宿題を理解するための予習を親が教える必要があり苦戦しているようです。授業料ですが、元々公立学校ではかかりません。夏休みが返上となり7月や8月に授業がおこなわれるという噂があります。
●学習塾
各学習塾でそれぞれの対応をしていますが、生徒の退会が激しく、無給休暇となっている講師も多いようです。学習塾側では香港政府に家賃補助などを訴えており、ある学習塾では、150人の小学生から中学生までの生徒がいましたが、現在は3人の生徒しか来ていないようです。学習塾側は安全のため、生徒同士、生徒と講師の距離を空け、マスクを着用し、スタッフは生徒に体温検査及び手洗いをさせて対応しているとのこと。