香港藝術館が4年の改装を終え再オープン!

更新日:2019年11月29日
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香港美術館

明日11月30日(土)、香港を代表する美術館「香港藝術館(HKMoA)」が約4年の改装工事を経て尖沙咀(チムサーチョイ)のプロムナードに再オープンします。17,000以上にわたる絵画、書画、中国骨董、ローカルアーティストの作品や海外美術館の作品など様々な展示がおこなわれる歴史ある美術館です。

香港藝術館は1962年に設立された政府運営の美術館で、2015年8月から9億3,400万香港ドル(約130億円)をかけた改装のために一時閉鎖していました。新しい常設展には現代中国絵画の創始者として知られる「吳冠中」氏の作品コレクションや「至樂樓」の中国絵画・書画コレクションが加わり、特別展にはイギリスの国立美術館「テート・モダン(Tate Modern)」から貸し出された「A Sense of Place: from Turner to Hockney」など注目の展示が予定されています。展示スペースは改装前の40%増と拡大しており、10,000平米にわたる12のギャラリーが設置されます。

香港政府の康樂及文化(レジャーおよび文化)事務署のEve Tam氏は香港藝術館について「4年をかけた改装と拡大により、ローカルDNAを維持しつつもアジアで急速に変化する文化的景観を取り入れて生まれ変わった。17,000作品のコレクションは香港の独特な文化歴史のあかしである」と話しました。

香港藝術館では今後、海外から貸し出された作品の展示だけでなく、香港ローカルコレクターとの連携にも力を入れていくとのこと。改装前に訪れたことがある人もない人も、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

香港藝術館(Hong Kong Museum of Art/HKMoA)
住所:10 Salisbury Road, Tsim Sha Tsui, Kowloon
最寄り駅:地下MTR尖東(East Tsim Sha Tsui)駅L6またはJ出口
ウェブサイト:https://www.lcsd.gov.hk/CE/Museum/Arts/en_US/web/ma/home.html