世界初の分子ウイスキー「Glyph」が香港で発売
香港一の大富豪である李嘉誠が1,300万米ドル(約14億円)を投資した、世界初の分子ウイスキー「Glyph」が香港で発売され話題となっています。一般的なウィスキーは完成までに3年から10年かかるようですが、分子ウイスキーは化学物質を加えて24時間で完成します。李嘉誠はテイスティングでExcellent!と評価しており、香港のWatson’s Wineの5つの店舗で488香港ドルで発売が開始されています。
分子ウィスキー「Glyph」の製造をおこなう米国企業のEndless West社によると、Glyphのアルコール度数は43%、淡い琥珀色、ハーブ・ローストナッツ・キャラメルやハチミツなどのほのかな香りとオーク樽の香り、後味はブラックベリーをはじめとしたフルーツの甘みが感じられると伝えています。
分子ウィスキーのプロセスは大きく4段階に分かれています。
1.計画:ウイスキーの味や香りなどの分子を分析し、作りたいウイスキーの特徴を決定
2.材料:植物などの天然素材から同一の分子を抽出
3.製造:味や香りなどの分子を含む材料を混合
4.出荷:瓶詰され販売へ
Endless West社のCEOであるAlex Lee氏は「Glyph」の販売プロモーションで香港に訪れ、今後は異なる味のウイスキーやイタリアのワイン「Moscato」などを分析して、分子ワインなどのお酒の種類を増やしていく計画を発表しました。
「Glyph」は現在、世紀廣場(Century Square)、國際金融中心(IFC Mall)、金鐘太古廣場(Pacific Place)、海洋中心(Ocean Centre)のWatson’s Wine5店舗で販売されています。一度試してみてはいかがでしょうか。
ウェブサイト:https://glyphspirits.com/