チャイナエアライン4日連続ストライキで欠航続出
更新日:2019年02月11日
台湾の大手航空会社「チャイナエアライン(中華航空)」のパイロット500名以上が大規模ストライキを起こしており、2月8日(金)から現在にかけて台湾と香港や日本を結ぶフライトに欠航が続出しています。チャイナエアラインのホームページによると、本日も27便が欠航しています。(4便は香港・台北間、2便は香港・高雄間)
香港の各メディアは、香港人旅行客1,000名以上が影響を受けていると伝えると共に、チャイナエアラインは他の航空会社と協力して振替便を用意するなどの対応をおこなっていると報道しています。昨日、台湾から香港へのフライトが欠航になった香港人家族は「欠航を受けた数時間後に家族全員がキャセイパシフィックの振替便に乗ることができた。対応は早かった」とコメントをしています。
チャイナエアラインとエバー航空のパイロットが加入している労働組合(桃園市機師職業工会)はチャイナエアラインに対して「7時間以上のフライトではパイロット3名体制にすべき」などと、労働条件の改善を要求していますが解決には至っていないようです。一方、空港グランドスタッフはストライキの影響で業務量が増加したことに不満を訴え、「パイロットの要求を呑むな!今までのやり方を維持しろ!」と抗議しています。
欠航状況はチャイナエアラインのホームページで随時更新されています。
なお、日本発着のフライトに関しては、8日(金)と9日(土)には台北→成田、台南→関空、関空→高雄、台北→広島、成田→台北、広島→台北、高雄→関空が欠航になり、本日11日(月)は台北→高松、高松→台北が欠航になっています。