2018年の香港訪問者数は6514万人

更新日:2019年02月01日
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2018年の香港訪問者数は6514万人

2018年度の香港訪問者数が6514万人(前年11.4%増)となったことを香港政府観光局が発表しました。特に中国人の訪問者数増加が顕著であり5103万人(前年14.8%増)、中国人の日帰り訪問者は3113万人(前年20.1%増)。ちなみに日本政府観光局が発表した2018年度の日本への外国人訪問者数は3119万人(前年8.7%増)となっています。それぞれの統計データをご案内します。

■香港訪問者数トップ5()内は前年比
中国人 5103万人(+14.8%)
台湾人 192万人(-4.3%)
韓国人 142万人(-4.5%)
米国人 130万人(+7.3%)
日本人 128万人(+4.7%)
合計  6514万人(+11.4%)

■香港訪問者数、日帰りトップ5()内は前年比
中国人 3113万人(+20.1%)
台湾人 115万人(-3.1%)
日本人 43万人(+4.5%)
米国人 37万人(+7.8%)
韓国人 30万人(-6.6%)
合計  3588万人(+17.3%)

■日本訪問者数トップ5()内は前年比
中国人 838万人(+13.9%)
韓国人 753万人(+5.6%)
台湾人 475万人(+4.2%)
香港人 220万人(-1.1%)
米国人 152万人(+11.0%)
合計  3119万人(+8.7%)

日本人やアメリカ人の日帰り訪問者数が増加している理由については触れられていませんが、香港内を経由して中国本土や他の国に移動する旅行者が主であると予想できます。

香港経済にとって訪問者数増加は好ましい一方、2018年10月の港珠澳大橋(香港、マカオ、珠海を結ぶ海上橋)オープン以降、日帰りの中国人の急増により香港市民の生活に迷惑がかかっているとの苦情やデモ抗議発生などの問題もあります。また、香港大学の経済学講師は「日帰り中国人観光客は出費が少なく香港経済にほとんど貢献していない」との厳しいコメントも発信しています。

なお、香港政府観光局は2019年の予測について「観光業に影響を与えそうな要因が多く予測が難しい。中国本土の経済は下降気味で、中国人観光客による出費が減少する可能性がある。中国人の東南アジアへの旅行者が増えており競争相手となっている。」と話しました。