香港のバス運賃が1月20日より値上げ
更新日:2019年01月09日
香港の主要路線を運行するバス会社「Citybus城巴(シティバス)」と「NWFB新巴(ニューワールドファーストバス)」が香港政府の承認を得て11年ぶりの運賃値上げを実施します。1月20日午前2時30分より、Citybusは7%、NWFBは5.6%の値上げになります。(※ Citybus社が運行の香港国際空港と市街地を結ぶ路線、北ランタオ路線は値上げ対象外)
バスの乗車料金は区間毎に異なりますが、香港政府は利用者の約93%が1回の乗車につき1香港ドル未満(約14円未満)の料金を上乗せして支払うことになると見積もっています。例えば、人気路線である8Pバス(湾仔北~小西湾)の場合は、現在の乗車料金6.10香港ドル(約85.4円)が6.40香港ドル(約89.6円)となり、0.30香港ドル(約4.2円)の値上げとなります。
香港の主要バス会社は、Citybus、NWFB、KMBの3社ですが、KMBにおいては値上げの実施はありません。しかし、クロスハーバー路線(香港島と九龍半島を結ぶトンネル)は、他社との共同運行のため値上げが適用されるようです。(Citybusとの共同運行は7%、NWFBとの共同運行は5.6%の値上げ)
CitybusとNWFBは、燃料費上昇とドライバー賃金上昇により、2018年に両社とも赤字となったことから、香港政府は両社の状況と利用者の負担を考慮して今回の決定を下したようです。