死亡した野良牛の胃から大量のビニール袋が確認
更新日:2018年11月27日
昨日、ランタオ島の貝澳(プイオー)ビーチの人気野良牛Billy(ビリー)の死亡が確認されました。Billy(ビリー)の胃の中からはゴミ箱2個分におよぶ大量のビニール袋が発見され、腸もビニール袋で塞がれていたようです。人間が野良牛に食べ物を与えたことも原因ではないかと漁農自然護理署は伝えています。
また、漁農自然護理署は死亡したBilly(ビリー)について「牛は普段は草食だが、人間が食べ物を与えることで食習慣が変わり、食べ物をねだったりゴミ箱をあさるようになる。Billy(ビリー)は温和な性格なので、ビーチで食べ物を与えられていたところも確認したことがあり、その時に誤ってビニール袋を食べてしまった可能性が考えられる。」と述べており、野良牛には絶対食べ物を与えないよう市民に注意を促しています。
香港ではランタオ島など自然の広がるエリアに野良牛が多く生息しており、耳にタグをつけ個体を識別しています。大嶼山愛護水牛協会(ランタオ島水牛愛護協会)主席の何氏によると、ランタオ島には約200頭の野良牛がおり、最近は梅窩(ムイオー)や昂坪(ゴンピン)で野良牛によるゴミ箱荒らしがひどくなっているとのこと。人間が野良牛に食べ物を与えて食習慣を変えてしまうことのないよう十分注意する必要があります。
なお、先週もインドネシアの海岸に打ち上げられたクジラの胃の中からポリ袋やペットボトルなどの6キロのプラスチックが発見されたと各国のニュースで取り上げられていました。
※写真は漁農自然護理署のFacebookページより(https://www.facebook.com/afcdgovhk/)