スーパー台風22号により香港各地で甚大な被害
更新日:2018年09月17日
昨日、スーパー台風22号(マンクット)の影響で香港天文台は最高警戒レベル「シグナル10」を発令、香港内で少なくとも362人の負傷者が確認されており、多くの建物や交通機関に深刻な被害が発生しました。幸いなことに死亡者は出ておりません。
スーパー台風22号による深刻な被害の一部を以下にお伝えします。
・黄埔(ワンポア)にあるオフィスタワーの窓ガラスが破壊され書類が飛び散る・大角咀(ダイコックチョイ)で住宅建設中のビルのクレーンが落下
・湾仔(ワンチャイ)のメルセデスベンツのショールームで浸水被害
・中環(セントラル)の観光スポット都爹利街の歴史的なガス灯が破損
・堅尼地城(ケネディタウン)の複数の店舗で浸水被害
・大澳(タイオー)など海辺の村では洪水被害
・香港国際空港では約900便のフライトが欠航
・強風でエアコンの落下、トイレの水が逆流する被害
また、交通機関などについて引き続き以下の影響が残っています。
・KMB(九龍バス)とLMB(龍運バス)が、月曜日は日中営業停止・MTR(鉄道)一部路線で運行本数の減少、大埔墟駅~上水駅間の運行を見合わせ
・フェリーの大部分は通常運行へ
・すべての学校が安全確保のため月曜日は休校
・各地の道路で信号機が停止
・少なくとも262本の木が倒れ、道路を塞ぎ交通渋滞が発生
今回の台風における被害額はまだ算出されておらず、全面復旧にはかなりの時間がかかることが想定されています。外出の際、多くの建物で窓枠や看板などが不安定な状態でぶら下がっているままとなっていますので、頭上からの落下物にも引き続きご注意ください。