香港の各飲食店でストロー廃止の動き

更新日:2018年09月04日
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プラスチックストロー

プラスチックごみによる環境・海洋汚染問題が全世界で注視されている中、香港のマクドナルドは今月から毎週月曜日、店内での食事客に対してプラスチックストローの提供を中止すると発表しました。先週KFC香港(香港・マカオ全71店)も店内での食事客に対してストローとドリンク蓋の提供を取りやめており、スターバックスでもプラスチックストローを自由に取れなくなっている店舗が確認されています。

香港の各企業の対応は、世界的なプラスチックごみによる環境汚染問題への関心の高まりを受けて実施されています。香港で使い捨てプラスチックストローの使用量削減を推進している海洋公園保育基金(OPCF)の調査結果によると、香港の2017年のプラスチックストローの使用量は17億本でしたが、2018年は2億6,000万本減少し14億4,000万本になると予想しています。

世界でのプラスチックストロー問題に対する大手飲食企業の取り組みの一部を以下に紹介します。

・イギリスとアイルランドのマクドナルド全店は9月より紙製ストローに順次切り替え。2025年までには包装紙や箱などの全パッケージをリサイクル可能な材料に切り替えることを目指すと発表。
・米スターバックスは、2020年までにプラスチックストローを世界中の店舗で全廃すると表明。(現在、世界で毎年10億本のプラスチック製ストローを提供している。)

・日本でガストやジョナサンを展開する「すかいらーくホールディングス」は2020年までに国内外の約3,200店でプラスチックストローを廃止すると発表。