旺角の歩行者天国18年間の歴史に幕を下ろす
更新日:2018年07月12日
地元住民にも愛される香港の観光スポット「旺角の西洋菜南街にある歩行者天国」が騒音等の問題により、7月29日(日)、18年間の歴史に幕を下ろすことになりました。この歩行者天国は、香港で活躍中の日本人ミュージシャン「Mr. Wally(ミスター・ウォーリー)」が活動していた場所でもあり、多くのストリートパフォーマーが集まる有名なスポットです。
旺角の西洋菜南街で歩行者天国が始まったのは2000年、その後は徐々に規模が拡張されたものの騒音等の問題により2010年と2012年に歩行者天国の時間帯が短縮、2014年からは土曜日と日曜日のみが歩行者天国、現在は土曜日の午後4時から午後10時までと、日曜・祝祭日の正午から午後10時までが歩行者天国となっています。
歩行者天国は地元住民に愛される場所ですが、近隣店舗の従業員や住民などの97%は歩行者天国に反対しており、「騒音でいつも頭痛に悩まされている」、「日々の生活に支障がある」、「子供の勉強の邪魔になっている」などの苦情が絶えなかったといいます。
一方、歩行者天国の人気女性歌手リンリンは、「多くのファンが私の歌を聞きたいと望んでいるので、ショーを続けるために別の場所で活動を続けるかもしれない。」と語っており、ストリートパフォーマーたちは歩行者天国の廃止に頭を抱えることになりそうです。
香港のカルチャーを肌で感じられる歩行者天国。閉鎖前にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?