香港での現金などの持ち込みの申告が義務化

更新日:2018年04月24日
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現金等持ち込み禁止

香港政府より、12万香港ドル(現在170万円程)以上の現金などを香港へ持ち込むこと、香港から持ち出すことについてのプレスリリースが配信されました。

これまでの香港は、現金などの持ち込みや持ち出しには制限がありませんでしたが、2018年7月16日より、12万香港ドル以上の現金、小切手、約束手形、トラベラーズチェック、郵便為替、無記名債券などを持ち込む場合は申告が必要となります。申告に違反すると最大50万香港ドル(現在700万円程)の罰金と最高2年の懲役が科されますのでご注意ください。以下が香港政府が配信したプレスリリースの内容になります。

■現金などの持ち込み

12万香港ドル以上の現金等(現金、小切手、約束手形、無記名債券、トラベラーズチェック、為替、郵便為替)を香港へ持ち込む場合は、専用フォームを記入して税関職員に提出する義務があります。

■現金などの持ち出し

12万香港ドル以上の現金等を持ち出す際に税関職員から質問があった場合は対応する義務があります。

香港政府はプレスリリース内で、テロやその他の犯罪行為への資金供給などを防ぐことを目的に、法改正をおこなうと発表しました。2018年7月16日以降、12万香港ドル以上を持ち運ぶ予定のある方は申告を忘れないようにご注意ください。

なお、日本では100万円以上の現金を持ち出す場合や持ち込む場合には「支払手段等の携帯輸出・輸入申告書」を税関へ提出することがルールとなっています。

香港政府プレスリリース
https://www.info.gov.hk/gia/general/201803/21/P2018032100469.htm