マカオ初の鉄道が2019年に運行開始

更新日:2018年04月12日
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マカオ鉄道

2019年の運行開始を目標にマカオ初となる鉄道路線の開発が進められています。これまでマカオの公共交通機関はバスとタクシーでしたが、鉄道運行開始により課題となっていた交通渋滞が緩和できるとして大きな期待が寄せられています。

現在、マカオ政府は鉄道路線「澳門軽軌鉄路(マカオけいきてつろ)」の開発を段階的に進めており、プロジェクトの第一段階である「フェーズ1」では21駅の完成が予定されています。現時点で工事が進められているのはタイパ島・コタイ地区の11駅を結ぶ路線で、運営・メンテナンスは香港の地下鉄運営会社MTRCLの100%子会社であるMTR (Macau)がおこなうことが本日のニュースで公表されました。

MTR(Macau)が運営するタイパ島・コタイ地区の11駅を結ぶ路線は全長9.3キロメートル、列車は無人運転、ゴムタイヤでの走行となるようです。完成すれば「マカオ国際空港」や「タイパ・フェリーターミナル」と市内へのアクセスが容易となり、2020年代に開発が予定されているマカオ半島地区の10駅と接続されれば更に利便性が高まります。

マカオ政府は本来2014年に鉄道路線の運行を開始する予定でプロジェクトを進めていましたが、コストや工事業者との契約内容などで折り合いがつかず、大きな遅れをとっていました。今回MTR(Macau)の運営が決定したことで2019年の運行開始が現実的となりそうです。