橋でマカオに向かう香港人が中国当局に拘束され行方不明

更新日:2019年12月16日
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マカオ大橋

香港、マカオ、珠海を結ぶ大橋「港珠澳大橋」を利用し、バスで香港からマカオに向かっていた50代香港人男性が、13日(金)に息子に「橋でマカオに向かう途中の検問所で中国当局に拘束された」とテキストメッセージを送信してから行方不明になっています。その他の話題のニュースとしては「11月の香港空港利用者が約100万人減少」、「学校職員を含む男3人が爆弾実験で逮捕」などがあります。

・橋でマカオに向かう香港人が中国当局に拘束され行方不明
昨年開通した香港、マカオ、珠海を結ぶ大橋「港珠澳大橋」を利用し、バスで香港からマカオに向かっていた50代香港人男性(退職後のビジネスマン)が、13日(金)に息子に「橋でマカオに向かう途中の検問所で中国当局に拘束された」とテキストメッセージを送信してから行方不明になっています。

行方不明になった男性の息子は、14日(土)の朝にマカオへ父親を捜しに行きましたが、マカオ側での到着履歴はないと伝えられ、香港に戻り香港警察に届け出をしました。香港イミグレーションは、広東省にある香港経済貿易事務所を通じて家族のサポートをおこなっているとのことです。また、息子によると、「父親は香港での反政府デモに関して特定の立場は取っていなかった」とのこと。

香港の民主党員の涂謹申氏は「数日前にも香港人が同じ検問所で拘束される出来事があったが、拘束された香港人は8~10時間で香港に戻された」と話しています。

12月20日(金)、マカオではポルトガルから中国への返還20周年記念式典があり、中国の習近平国家主席が訪問する予定となっています。中国広東省は「記念式典に向けた良好な社会環境を作るため」として今月10~22日の期間、橋でマカオに向かう途中の人工島でX線装置や顔認識装置を導入した検問所を設置しているようです。

・11月の香港空港利用者が約100万人減少
11月の香港国際空港の利用者数が昨年11月と比べて96万9,000人減(16.2%減)の502万人となり、2009年6月以来最も大きな減少数となりました。香港の空港管理局によると、到着者数は急激に減少している一方、出発者数とトランジット旅客数はわずかに増加しているとのこと。空港管理局は声明で「中国と東南アジアの利用者数が最も減少している」と発表しています。なお、2009年6月は世界金融危機の影響で18.9%減となっていたとのこと。

・学校職員を含む男3人が爆弾実験で逮捕
香港警察は14日(土)、屯門(テュンムン)のエコパーク付近で、遠隔操作で起爆できる爆弾の実験をおこなっていた学校職員を含む27〜40歳の男3人を逮捕したと発表しました。警察によると、現場で見つかった爆発物はごく少量であったため、爆発力を高めるための実験あるいは今後のデモで使用する目的があったとみて調査しているとのこと。警察は他にも防弾ベストやガスマスクも現場で押収しているとのことです。