4月から香港タクシーでオクトパスカードの利用が可能に

今年4月より、香港タクシーの運賃をオクトパスカード（日本のSuicaにあたる）で決済できる新サービスが始まります。タクシー運転手のスマートフォン画面にオクトパスカードをかざすだけで決済ができる便利なサービスです。

オクトパス決済の導入は、香港で登録しているタクシー運転手40,000人を対象に応募をしますが、「オクトパス側への手数料（1.5％）が高い」、「最新技術に不慣れな運転手には利用が難しい」、などのネガティブな意見もあり、オクトパス側は「初回一年はアプリ利用を無償提供する」と発表。タクシー車行車主協会会長も「電子決済は避けられない流れだ」とコメントをしています。

これまで、「Alipay」、「WeChat Pay」、「O! ePay（アンドロイド専用オクトパス）」がアプリ経由でのタクシー運賃の支払いサービスを提供してきましたがあまり普及していません。しかし、今回のサービスでは乗客のアプリダウンロードが不要であることから利便性が高いと考えられ、普及が大きく期待されています。

香港では地下鉄、バスやフェリーなどの乗り物、スーパーマーケットやコンビニエンスストアでの買い物などの様々なシーンでオクトパスカードが利用されています。