インフルエンザ流行 病院8時間待ち
更新日:2017年12月27日
香港でインフルエンザが流行しており、公立病院ではクリスマス期間、患者数の増加により廊下に予備ベッドが並べられるような状態となりました。油麻地(ヤウマーテイ)の廣華醫院では、診察待ち時間が8時間となったようです。
クリスマス期間中の公立病院全体のベッド占有率は、12月24日に104%、12月25日に108%(昨年97%)、急患で診察に訪れた患者数は5,701名となり昨年の5,342名を上回りました。
香港の病院管理局は、「毎年クリスマス期間は私立病院が休みとなることが多いため公立病院に患者が集まる傾向がある。」とコメントをしていることから一時的な混雑とも考えられますが、治療をお急ぎの方や体調にご不安がある方は事前に私立病院(クリニック)を調べることをおすすめします。
なお、メディアSCMPによると、香港医師の40%が公立病院で勤務していますが、病院を必要とする患者の90%が公立病院で治療を受けているため、公立病院では常に約250人の医師不足となっているようです。
年末に入り、休日となる私立病院が増えますので、体調管理にはくれぐれもご注意ください。