旅行会社がハッキング被害 身代金が要求される
更新日:2017年11月08日
11月6日、日本へのパッケージツアーを販売する香港の上場企業「縦横遊(WWPKG)」のコンピューターシステムがハッキング被害を受け、顧客のデータベースが奪われました。
現在、縦横遊(WWPKG)が運営している全4店舗は閉鎖中。ハッカーからは身代金が要求されており、コンピューターシステムの全てがロックされている状況です。データベースからは、数千人の顧客の名前、クレジットカード情報、パスポート情報、IDカード番号、電話番号、住所などの個人情報が奪われたとみられています。
香港警察のサイバー犯罪対策課は事件の調査を進めていますが、現時点では解決には至っていない状況です。
今回の事件を受けて香港旅行業議会の代表者は「全ての旅行会社は、コンピューターシステムを今すぐにアップグレードすべきだ。」とコメントをし、個人資料私隱專員公署(PCPD)は「企業は個人情報保護条例に従い顧客情報を第三者によるアクセスから守る義務があるため、縦横遊(WWPKG)は責任を問われる可能性がある。」とコメントを残しました。
なお、縦横遊(WWPKG)は早ければ本日の正午より電話対応などの一部サービスを再開するとのことですが、詳細はまだ明らかにされていません。