香港が1位!世界競争力ランキング2017
更新日:2017年06月02日
ビジネス環境が整備されている国・地域を決定する「世界競争力ランキング2017」がスイス国際経営開発研究所(IMD)により発表され、1位は香港、2位はスイス、3位はシンガポール、4位はアメリカ、5位はオランダとなり、日本は昨年と同様に26位となりました。この調査は世界63ヶ国・地域が対象となりました。
世界競争力ランキングは「経済状況」、「インフラ」、「政府の効率性」、「ビジネスの効率性」の4分野で評価されています。6割以上は雇用や貿易などの統計データを基に評価しており、残りは約6250人の企業幹部へのアンケート結果を分析して評価をしているようです。香港は「経済状況」では11位、「インフラ」では20位でしたが、「政府の効率性」と「ビジネスの効率性」での評価が1位となり、総合評価で1位を獲得しています。
世界競争力ランキングは世界各国の政府や主要企業が参考としており、経営者や研究者らの関心度が高いようです。今回、中国が25位から18位に躍進したことも世界で大きな話題となっているようです。
なお、今回の結果を受けて香港中文大学の研究者テレンス氏は「家賃などビジネスにかかる費用、政治情勢などを含めた評価となれば、香港の順位はもう少し低めになるであろう。」と辛口のコメントをしていました。