3日間は外出注意!香港の大気汚染が深刻
更新日:2017年05月11日
昨日、香港の大気汚染の警戒レベルが複数の地域で最高値に達し、環境保護署は屋外での活動を極力控えるように呼びかけました。現時点の警戒レベルは中程度ですが、今後2~3日間は、子供、お年寄り、気管支や心臓に疾患をもつ方は、外での運動や交通量の多い地域を避けるよう推奨しています。
特に昨日は、健康被害を引き起こす可能性が高いPM2.5の大気汚染が深刻であり、環境基準値の「75マイクログラム/立方メートル」を大きく超える「100マイクログラム/立方メートル」となる場所が複数発生し、荃灣においては「210マイクログラム/立方メートル」を記録したと報じられました。
環境保護署は、この大気汚染の原因は北太平洋西部に発生した高気圧の影響であり、珠江デルタ(広州、深圳市、東莞市、マカオと香港を結ぶ三角地帯)から大量の汚染物質が香港上空に流れ込んだのだと分析していますが、香港の大気汚染改善を目指すNGO団体(Clean Air Network)は、大気汚染は中国からではなく香港の排気ガスが原因であると、異なる見解を示しています。
大気汚染のレベルは環境保護署ホームページ(http://www.aqhi.gov.hk/en.html)で随時更新されています。外出予定のある方は、是非参考にしてみてください。