香港での住宅購入には世帯収入18年分

更新日:2017年01月24日
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住宅価格 高い

「世界の住宅価格(対世帯収入比)調査」がDemographia(米国)によりおこなわれ、香港の住宅価格の深刻度は7年連続で世界1位、家族全員が飲まず食わずで18.1年間働くことで、ようやく住宅が購入できる深刻な地域となりました。

この調査結果は、該当地域の「住宅平均価格を世帯平均年収で割り、数値化したもの」であり、数値が18.1となれば住宅購入に18.1年間分の世帯収入が必要だという計算になります。オーストラリア、カナダ、香港、アイルランド、日本、ニュージーランド、シンガポール、イギリス、アメリカの406地域を対象として調査がおこなわれています。

1位の香港(18.1)に続き、2位はオーストラリアのシドニー(12.2)、3位はカナダのバンクーバー(11.8)が住宅価格の深刻地域と位置づけられました。反対に住宅価格が良好な地域1位はアメリカのロチェスター(2.5)、2位もアメリカのバッファロー(2.6)、3位もアメリカのシンシナティ、クリーブランド、ピッツバーグ(2.7)と、TOP10は全てアメリカとなっています。

日本に関しては、「東京・神奈川・埼玉・千葉」を一つの都市として計算され4.7、「大阪・兵庫・神戸・奈良」は3.4となりました。なお、数値が3.0以下で適正地域、3.1~4.0はやや深刻、4.1~5.0は深刻、5.1以上は重度な深刻状態という基準になるようです。