鳥インフルが人へ感染 日本領事館が注意喚起
更新日:2016年12月15日
中国本土からマカオに輸入された飼育用の鳥から、鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)が確認され、濃厚接触者である市場内販売店の店主が鳥インフルエンザに感染したことが分かりました。マカオ域内で人への感染が確認されたのは初めてであり、在香港日本国総領事館も注意を呼び掛けています。
マカオ政府は鳥インフルエンザ危機管理対応計画を発動し、関連する市場フロアを閉鎖し、生きた鳥を殺処分するとともに、「卸売市場、殺場、販売店」に対する殺菌消毒措置を実施すると発表。本日から3日間、生きた鳥類の販売も停止されました。なお、関連している家禽(飼育用の鳥)の全ては市場に流通していないとも発表されています。
在香港日本国総領事館は鳥インフルエンザ対策としてメールマガジンにて以下の予防対策を発表しております。
1.休息、栄養を十分に取り、体に抵抗力をつける。2.手指等の衛生保持に心掛ける。
3.咳やくしゃみの症状がある患者とは、可能な限り濃厚接触を避ける。
4.温度の変化と乾燥しすぎに注意する。
5.高熱、咳、呼吸困難等の症状が見られた時は、適切なタイミングで専門医の診断を受ける。
また、鳥インフルエンザA(H7型)の特徴及び上記に追加する具体的予防策は以下のとおりです。・生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立入を避ける。
・死んだ鳥や放し飼いの家禽との接触を避ける。
・鳥の排泄物に汚染された物との接触を避ける。
・手洗い、うがいにつとめ、衛生管理を心がける。
・外出する場合には、人混みは出来るだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がける。
・呼吸器感染症の症状が現れた場合には、速やかに最寄りの医療機関を受診する。