香港の放射線量は東京の2倍以上

更新日:2016年10月18日
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放射線

香港内に充満している放射能は東京の2倍以上であるとして、元香港放射管理局職員の劉さんは、肺がんの原因となる可能性を高めるとして注意を呼び掛け話題となっています。

世界の放射線量の平均値は0.25μSv/h、香港の放射線量の平均値は0.23μSv/hであり、いずれの数値も人体への影響はないとされていますが、劉さんは香港内の放射線量が高い場所を以下のように伝えると同時に、「香港では放射線は自然に花崗岩に含まれるウランや、香港の建物に使われているコンクリートやタイルから空気中に流れ出ている」と主張した上で、「空気を通して人間の肺の中に入ると体内に蓄積し肺がんの原因になる可能性がある」と話していました。

・石澳(セックオー)の花崗岩防波堤(0.45μSv/h)
・大角咀(タイコックチョイ)の古い小学校の階段吹き抜け(0.35μSv/h)
・南昌(ナムチョン)のカバーのかかった歩道橋(0.32μSv/h)

・中環(セントラル)のオフィスビルの廊下(0.31μSv/h)、会議室(0.27μSv/h)

小学校やオフィスなど、毎日長時間滞在する場所の放射線量が高いと言われると気になってしまいますが、劉さんは空気の流動性が良い場所では放射線量が低いと伝えており、家やオフィスの中では定期的に換気をすることをお勧めすると呼びかけています。