油麻地でギャング抗争、警察が射撃

更新日:2016年10月03日
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昨日の午前6時頃、香港の油麻地(ヤウマーテイ)の路上で南アジア系のギャングメンバー5、6人が、インド系香港人を大型刃物で斬りつける事件が発生。駆け付けた警官が銃で犯人を射撃し、2名が逮捕されましたが3~4名は現在も逃走中であるとアップルデイリーが伝えています。

事件があったのは人通りの多いMTR佐敦(ジョーダン)駅近くの交差点であり、ナイトクラブや麻雀荘が多い地域となります。数十年前はマフィアによる事件や抗争の多い地域として知られていましたが、安全となった最近でも「何かとケンカが多い」と付近の住民が話しています。

犯人グループはネパール系の人物であると見られています。マイノリティの権利保護のため働くソーシャルワーカーのジェフリー氏は、「香港の民族的少数派は6%となるが、政府による雇用の保護制度が充実してしない。少数派は給料の良い仕事を見つけにくいため、結果としてマフィアに入るケースが増えている」とコメントしています。

治安が良いと言われる香港ですが、佐敦地域から旺角地域は香港の中で治安の悪い地域と言われていますので、深夜の外出は控えるようにご注意ください。